ゴールドカードには、それぞれ魅力的な特典がたくさん付与されています。
その中でも、特に高い人気を誇っているのが「プライオリティ・パス」です。
今回は、そんな「プライオリティ・パス」の魅力について、詳しく説明していきます。メリットやデメリットに関して、徹底解説していきます。
また、プライオリティ・パスが付与されるゴールドカードはもちろん、プラチナカードやブラックカードも紹介していきましょう。
現在のカードラウンジでは満足できないあなたは、是非チェックしてみてください。
もちろん、これからゴールドカードをゲットしたいあなたも必見です。
目次
プライオリティ・パスとは?

ちなみに、このラウンジを運営し、サービスを提供している企業の名前も「プライオリティ・パス」です。
本社はイギリス・ロンドンにあります。
会員プランは三種類
プライオリティ・パスは会員制のサービスで、会員プランは三つ用意されています。
- スタンダード:年会費は99米ドル。ラウンジを1回利用するごとに27米ドルを支払う
- スタンダード・プラス:年会費は249米ドル。ラウンジを1回利用するごとに27米ドル支払う
- プレステージ:年会費は399米ドル。ラウンジは回数制限なしに利用できる
パスを獲得すると、プラスチック製の会員証が送られてきますが、一部空港を除けば、アプリによるデジタル会員証も利用できます。
プライオリティ・パスのメリット

まずは、プライオリティ・パスの数ある魅力を、ひとつひとつ詳しく紹介していきましょう。
世界中にラウンジがある
プライオリティ・パスが対応しているラウンジは、世界140カ国500都市、1200カ所以上の空港に設置されています。
ゴールドカード会員をターゲットとしたカード系ラウンジも、ファーストクラスやビジネスクラスの搭乗者をターゲットとした航空系ラウンジも、どちらもバランス良く利用できます。
そのため、ビジネスからプライベートまで、幅広いシーンで世界中のラウンジが利用できるというメリットがあります。
プライオリティ・パスのラウンジネットワークだからこそ、成立するものだと言えるでしょう。
日本で対応しているのは、以下の空港とラウンジです。
- 成田国際空港:第一ターミナル…KAlビジネスラウンジ、IASSエグゼクティブラウンジ、TEIラウンジ
- 成田国際空港:第二ターミナル…TELラウンジ、IASSエグゼクティブラウンジ
- 中部国際空港:セントレアグローバルラウンジ、KALラウンジ、スターアライアンスラウンジ
- 福岡国際空港:KALラウンジ
そして上記から分かるように、ひとつの空港で複数のラウンジを利用する場合もあります。トップクラスに数が多いのは、シンガポールのチャンギ国際空港です。
プライオリティ・パスに対応しているラウンジが、4つのターミナルで合計11個もあります。
「SATSプレミアラウンジ」や「アンバサダー・トランジット・ラウンジ」、「ディナタ・ラウンジ」や「ブラッサム・ラウンジ」など、ハイグレードなラウンジが利用できます。
敷地面積が広い空港だと、対応しているラウンジが多ければ、出発ギリギリまでゆったり過ごすことが出来ます。
その上、食事や仮眠、シャワーなど、ニーズに応じたラウンジ選択も可能です。
ラグジュアリーな空間を堪能できる
一般的なカードラウンジよりも、プライオリティ・パスが対応しているラウンジは、全体的に豪華な作りとなっています。
凝ったデザインのラウンジもあり、通常の待合室ではなかなか味わえない空気を堪能できるのも魅力でしょう。
たとえば、ミャンマーのヤンゴン空港にある「ミンガラスカイラウンジ」です。
高級ホテルのような内装が話題を呼び、ハイランクなユーザーからも高い評価を集めています。
黄金のバーカウンターや、こだわりのソファ席などが自由に利用可能です。
ポーランドのワルシャワ・フレデリック・ショパン空港の「エグゼクティブラウンジ」は、洗練されたスタイリッシュな設計が特徴です。
緑が取り入れられたラウンジはオシャレで、高い天井は解放感も味わえます。
メキシコのメキシコ・シティ・ベニート・フアレス国際空港「サロン・プレミエ」は、アエロメヒコ航空のラウンジは、近未来的な内装が特徴で、照明と木目の絶妙なバランスが人気を呼んでいます。
ラウンジの中央には円形のカウンターがあり、専門のスタッフがドリンクを提供してくれます。
夜はアルコール、朝はコーヒーなど、柔軟なサービスとよくマッチしています。
ドリンクサービスが充実している
ソフトドリンクからアルコールまで、豊富なラインナップのドリンクが提供されます。
基本的にはフリーシステムなので、好きなドリンクを心行くまで楽しむことが出来ますよ。
一般的なカードラウンジの場合、アルコールはそもそも提供されていなかったり、提供数に制限があったりするのが基本です。

フードサービスが充実している
プライオリティ・パスの対応ラウンジは、フードメニューが充実しています。一般的な空港ラウンジだと、パンやおつまみ程度しか提供されませんよね。
しかし、プライオリティ・パスの対応ラウンジは、ホットミールやデザートまで、ばっちりそろっているところが多いのです。
たとえば、バンコクのスワンナプーム国際空港にある「ミラクルラウンジ」です。
フォーやカオマンガイなど、三種類のホットミールから好きなメニューをオーダーすることが出来ます。
オープンキッチンになっており、注文をしてから盛り付け、更に席まで運んでくれるというサービスつきです。
これに加えて、サラダやスープ、フルーツなどがセルフサービスで自由に食べられるようになっています。
シンガポールのチャンギ国際空港にある「プラザ・プレミアム・ラウンジ」は、作りたてのフードが楽しめる人気スポットです。
アルコールは有料ですが、バーテンダーが常駐していて、カクテルを作ってくれるサービスもあります。
食べ放題、飲み放題というよりは、上質なレストランのような雰囲気が堪能できるでしょう。

インドのニューデリー・インディラ・ガンディー国際空港「プレミアムラウンジ」は、カレーのラインナップが豊富です。
スパイスが効いたピリ辛のものから、マイルドで深い味わいまで、常に複数種類が提供されています。
ベトナムのホーチミン・タンソンニャット空港「オーキッド・ラウンジ」は、フレッシュなフルーツが充実しています。
バナナやマンゴーなどの定番フルーツから、ライチやグァバなどの馴染みが薄いフルーツまで、自由に食べられるのが魅力ですね。
韓国の仁川国際空港や金海国際空港にある「SKY HUBラウンジ」は、韓国料理が堪能できます。
プルコギやビビンパ、キムチが充実しており、レストランに行く手間が省けたという人もいます。
シャワールームが利用できる
カードラウンジの中には、シャワールームが設置されているところもありますよね。しかし、数や料金などの制限も多く、なかなか思うように利用できないことも多いでしょう。
プライオリティ・パスの対応ラウンジは、シャワールームが設置されているラウンジが非常に多いです。スペースも広々としており、シャンプーやタオルなどのアメニティも充実しています。
複数のシャワールームが設置されているラウンジも珍しくないので、待ち時間も少なく、スムーズに汗を流すことができますよ。
タイのスワンナプーム空港「ミラクルラウンジ」やアメリカのキングストン・ノーマン・マンレー国際空港「クラブ・キングストン」など、世界中のラウンジに設置されています。
出発前に気分をさっぱりさせたい人に嬉しいサービスです。
席が広々としていて使いやすい
会員限定のラウンジとはいえ、カード系ラウンジの一部は、席の幅が狭かったり、他の利用客との距離が近かったりして、ゆったりとくつろげないこともあります。
プライオリティ・パスが対応している空港ラウンジは、どこも全体的に広々とした設計になっています。
ソファ席も多く、手足を伸ばしてのんびりくつろげるスペースが確保しやすいでしょう。
他の利用客との間隔も広いですし、間仕切りがあるラウンジもあります。

仮眠室が利用できる
ゆったりとしたソファ席でも、十分仮眠は可能ですが、プライオリティ・パスの対応ラウンジの中には、仮眠室が利用できるところもあります。
人目を気にせず、手足を伸ばしてゆっくり眠れるようになっているわけですね。プライバシーを守って休憩したい人に嬉しいサービスだと言えるでしょう。
シンガポールのチャンギ国際空港「アンバサダー・トランジット・ラウンジ」は、個室制の仮眠室が導入されています。
イギリスのヒースロー空港「ザ・プレミアム・ラウンジ」は、プライベートで快適な仮眠室により、ラウンジ・オブ・ザ・イヤー2016を獲得しているほどです。
中国の広州白雲空港「プレミアムラウンジ」は、オープンスペースですが仮眠室となっています。
ネットワークや電源の環境が整っている
空港ラウンジは、フリーWi-Fiをはじめとして、ネットワーク環境が整っているのも魅力です。
パスワードはラウンジ内に張り出してあるラウンジから、申し込み時に配布されるラウンジまで様々です。
中には有線LANを用意しているラウンジもあります。もちろん、電源もばっちり確保できます。
デスク席に用意されているのは当然のこと、ソファ席にも一つ一つに電源が設置されているラウンジがたくさんあります。
フライト前の充電も心配いりません。
パソコンが利用できる
ネットワーク環境が確保できるのはもちろんのこと、パソコンが用意されているラウンジもたくさんあります。
オープンスペースだったり、個別ブースだったり、ラウンジによって様々です。
アメリカのアトランタ空港「The Club at ATL」は、ビジネス用の隔離スペースが用意されています。
国際電話や国際ファックスの設備も用意されており、トランジットのビジネスマンからも高い評価を集めています。
ミャンマーのヤンゴン空港にある「ミンガラスカイラウンジ」も、フリーパソコンが充実しているラウンジです。
オープンスペースも個別スペースもあるので、好みに応じて使い分けることが可能です。
このようなラウンジであれば、自前のパソコンがなくても、空き時間に仕事を進めることも可能というわけですね。
新聞や雑誌が読める
プライオリティ・パスの対応ラウンジでは、複数種類の新聞や雑誌が読み放題になっています。
取り扱っている新聞や雑誌のラインナップは、ラウンジごとに異なっていますが、ビジネスから趣味の分野まで、多岐に渡ってそろっているところも多いです。
待ち時間を退屈せずに過ごしたい人にうってつけです。
ラウンジ以外のサービスも味わえる
プライオリティ・パスを持っていれば、ラウンジ利用以外でも受けられるサービスがあります。
代表的なものだと、対象のレストランの利用です。
シンガポールのチャンギ国際空港にある「TGM Japanese Korean Cuisine」は、ハイクオリティな日本料理と韓国料理のレストランです。
七種類のメニューから、好きなものをひとつチョイスし、無料で楽しむことができます。
関西国際空港の保安エリア外にある「ぽてじゅう」は、人気のお好み焼きレストランです。
アルコールやサイドメニューも充実しており、プライオリティ・パス一枚につき、3,400円まで飲食代が無料になる仕組みです。
イギリスにあるガトウィック空港の「Grain-Store Cafe & BAR」もオトクな割引が受けられます。
コーヒーやハンバーガーなどのカフェメニューから、ビールやカクテルなどのアルコールメニューまで、会計から15ポンド割り引いてもらえます。
特にレストラン割引が活発なのが、オーストラリアの空港です。
シドニー・キングスフォード・スミス国際空港では、敷地内にあるレストランやカフェ、バーなど7店舗もが割引対象です。
メルボルン空港では3店舗です。ブリスベン国際空港でも3店舗が割引対象です。どこも基本的に、会計から36オーストラリアドルが割り引かれます。
また、ラウンジとは別に仮眠施設が設置されている空港もあります。
アラブ首長国連邦のドバイ空港「Sleep in fly」は、2017年にオープンした新サービス、「Igloo Sleep Pod」というオリジナルの睡眠ボックスに入り、予約した時間分仮眠を取れるというサービスです。
フルフラットになるシートが用意されており、身体を休めやすい構造です。完全個別エリアとなっているため、プライバシー保護もばっちりです。
施設自体は24時間オープンしており、プライオリティ・パスの所有物は時間帯ごとに利用制限があるものの、2~3時間のまとまった時間確保が可能です。

アプリで快適に利用できる
プライオリティ・パスには公式アプリも登場しています。
どの空港で、どのラウンジがプライオリティ・パスに対応しているのか、簡単に検索できるとても便利なアプリです。
ダウンロードはもちろん無料です。利用履歴やメンバーシップも一目でチェック出来ます。
お気に入り機能もあるので、一度訪れたラウンジを記録しておくことも可能です。
気になるラウンジをブックマークしておくことも出来るので、チャンスを逃さないという魅力もあります。
専用のサポートデスクがある
プライオリティ・パスには、問い合わせ専用のデスクが設置されています。
24時間365日オープンしているため、困ったときはいつでも頼りになります。
オペレーターの言語ジャンルも十分です。ベテランの多言語オペレーターがそろっているため、慣れない旅行先からの問い合わせも心配いりません。
カードの紛失や支払トラブルなど、なんでも親切に教えてくれます。
プライオリティ・パスのデメリット

実は、非常に便利で魅力的なプライオリティ・パスにも、いくつか弱点があります。デメリットについてもそれぞれ解説していきますね。
利用時間が制限されている場合がある
空港やラウンジによって、プライオリティ・パス会員が利用できる時間が制限されていることがあります。
たとえば、イギリスのヒースロー空港にある「プラザプレミアムラウンジ」は、午前5時から午後11時までオープンしていますが、利用時間は最長三時間までです。
バンコクのスワンナプーム国際空港にある「ミラクルラウンジ」は、毎日24時間オープンしていますが、利用時間は最長二時間までとなっています。
混雑時は使えないことがある
制限時間以外でも、ラウンジが混雑している場合は、プライオリティ・パス会員は入室できなくなってしまうことがあります。
服装制限つきのラウンジもある
プライオリティ・パスの対応ラウンジは、一般的なカードラウンジよりもハイグレードなところが多いです。
そのため、中にはドレスコードが決められているラウンジもあります。
イギリスのヒースロー空港にある「プラザプレミアムラウンジ」や、台湾の桃園国際空港の「プラザプレミアムラウンジ」は、服装がスマートカジュアルでなければ入室できません。
あまり厳密な規定ではありませんが、ラフすぎるファッションの人は、入室を断れるリスクがあるというわけです。
すべてが無料というわけではない
プライオリティ・パスで利用できるサービスは多岐に渡っていますが、そのすべてが無料というわけではありません。
シャワーや仮眠室の利用は、時間制限と共に、オプションで入室とは別料金を支払うラウンジも少なくありません。
シンガポールのチャンギ国際空港「アンバサダー・トランジット・ラウンジ」の仮眠室があります。
コピー機やファックスが用意されているラウンジもありますが、それらも同じく別料金が発生するケースが多いです。
イギリスのヒースロー空港にある「プラザ・プレミアム・ラウンジ」は、シャワーは無料で使用できますが、電話やファックスは有料サービスとなっています。
成田国際空港の「IASSエグゼクティブ・ラウンジ」は、アルコールは1杯目だけが無料。2杯目以降は有料となっています。
香港のチェクラップコク国際空港にある「プラザプレミアムラウンジ」では、ワインリストのワインは有料提供です。缶ビールだけが無料提供です。
ミャンマーのヤンゴン空港にある「ミンガラスカイラウンジ」や、香港国際空港にある「プラザプレミアムラウンジ」などは、バーカウンターで提供される一部のアルコールが有料です。
ニューデリー・インディラ・ガンディー国際空港にある「ITC Hotels Greenラウンジ」は、ソフトドリンクの無料は2杯目まで、3杯目からは有料となっています。
同伴者は別料金が発生する

オーストラリアのメルボルン空港「プラザプレミアムラウンジ」やアラブ首長国連邦のドバイ・アール・マクトゥーム国際空港にある「マルハバラウンジ」などは、2歳以下の同伴者は料金無料となっています。
ミャンマーのヤンゴン空港にある「ミンガラスカイラウンジ」であれば、6歳まで無料で入室可能です。
すべてのラウンジに対応しているわけではない
プライオリティ・パスで入室できるラウンジは、空港にあるすべてのラウンジというわけではありません。
また、すべての空港に対応ラウンジがあるというわけではないのです。
日本国内で言えば、成田国際空港にはプライオリティ・パスで入室できるラウンジがありますが、羽田空港にはありません。
そのため、利用する空港やラウンジによっては、そもそもプライオリティ・パスを利用できないというデメリットが発生しえるのです。
プライオリティ・パスが取得できるゴールドカード

それでは、プライオリティ・パスが特典になっているゴールドカードを紹介していきましょう。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

世界中で高いステータスを発揮してくれるゴールドカードです。
カードフェイスだけでも、一目置かれるようなブランド力を誇っています。
- 年会費は29,00円
- 入会初年度は無料
- 家族カードは1枚目が無料で、2枚目以降は都度12,000円
カード会員になると、プライオリティ・パスのスタンダード資格を無料で手に入れることが出来ます。
スタンダード会員の場合は、各ラウンジの利用ごとに27米ドルを支払うシステムですが、年二回までは無料で入室可能となっています。
プライオリティ・パスの対応ラウンジの他に、国内主要空港のカードラウンジも利用出来ます。
同伴者も一名まで無料で入室できるため、羽田空港をはじめとして、プライオリティ・パスが対応していない空港の利用時にも安心でしょう。
マイル付与率も高いですし、ゴールドカード会員専用の相談デスクも設置されています。
ホテルや旅館の割引プランが適応されたり、空港の手荷物配送サービスやクローク利用なども可能です。
JCBゴールド ザ・プレミア

インビテーション限定で取得できるゴールドカードです。基本的には「JCBゴールド」の上位カードであり、完全招待制となっています。
より高いステータスがあり、特典や補償も充実したゴールドカードです。
- 年会費は5,400円
- 家族カードも無料で発行
JCBゴールドの年会費が10,800円であるため、クラスアップにより年会費が安くなるという魅力的なゴールドカードです。
プライオリティ・パスは無料でプレステージ会員資格が与えられます。年に何回ラウンジを利用しても料金は発生しません。
本来であれば、年間399米ドルが発生する最高位のメンバーシップです。
ゴールドカードにおけるプライオリティ・パスの付与レベルとしては、トップクラスといっても過言ではありません。
メンバーシップが有効なのは、あくまでカード会員本人のみです。ただし、同伴者は一名あたり2,160円でラウンジが利用できます。
「JCBゴールド」よりもポイント還元率が高く、マイルも貯めやすいのが「JCBゴールド ザ・プレミア」です。
全国の高級レストランの割り引き特典や、ホテルやラウンジの特別プランなど、ハイグレードな特典が充実しています。
プライオリティ・パス以外でも、空港カードラウンジも無料で利用できます。
「JCBゴールド ザ・プレミア」の公式サイトはこちら
SuMi TRUST CLUB ゴールドカード

三井住友トラストクラブが発行している、信頼度の高いゴールドカードです。
国際ブランドを自由に選択できるため、基本的な特典に加えて、「VISA優待」「Mastercard優待」なども受け取ることが可能です。
- 年会費は12,000円
- 家族カードは無料で発行
プライオリティ・パスはスタンダードのメンバーシップが無料で獲得できます。利用料金は都度支払うシステムで、一回27米ドルとなっています。
カード会員本人はもちろん、同伴者にもこの料金が適応されるので、家族全員でくつろぐことも出来ます。
デジタル会員証にも対応しているため、スマートな入室が実現しやすくなっています。
「SuMi TRUST CLUB ゴールドカード」は、付帯保険が充実しています。国内外共に、旅行傷害保険は最高で7,000万円まで保険金が出ます。
家族特約もきちんと用意されており、最大1,00万円までの補償されます。
海外対応の緊急アシスタンスが利用できるため、旅行中の事故や病気など、各種トラブルにもスピーディーに対応してもらえます。
手荷物の配送サービスや、旅館・ホテルの特別プラン適応など、旅行や出張が多い人に嬉しいサービスがそろっているゴールドカードです。
「SuMi TRUST CLUB ゴールドカード」の公式サイトはこちら
エムアイカードゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

三越伊勢丹グループとアメリカン・エキスプレスが提携して発行しているゴールドカードです。
- 年会費は10,000円
- 家族カードは1枚2,000円で発行
プライオリティ・パスは、年会費の優待が受けられるようになっています。スタンダードであれば、本来は99米ドルのところが64米ドルに割引されます。
スタンダード・プラスであれば、本来は249米ドルのところが、187米ドルに割引されます。
かなり手頃な価格設定になります。
この割引は家族カード会員にも適応されます。家族そろってのラウンジ利用が可能というわけです。
この「エムアイカードゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」は、元々が伊勢丹三越のクレジットカードです。
そのため、対象の百貨店でショッピングをすると、ポイントがかなり効率良く貯まっていきます。
系列店のショッピング割引はもちろん、各種電子マネー等への還元も可能なのでオトクですね。日常使いもしやすいゴールドカードとなっています。
アメリカン・エキスプレスとの提携により、より豊富なサービス付与も実現しています。
グルメ割引やホテル特典、レンタカーやエステサロンなど、様々な施設をカード会員限定のオトクな設定で利用できます。
加えて、国内の主要空港のゴールドカードラウンジや、海外でもハワイのダニエル・K・イノウエ空港と韓国の仁川国際空港のラウンジは利用可能です。
「エムアイカードゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」の公式サイトはこちら
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

クレディセゾンとアメリカン・エキスプレスが提携して発行しているゴールドカードです。
- 年会費は10,000円
- 家族カードは1枚1,000円で、4枚まで発行できます
プライオリティ・パスは、年会費の割引優待が受けられます。プレステージのメンバーシップが、年間10,000円で獲得できるシステムです。
パスはカード会員本人にしか適応されないものの、同伴者も2,000円での入室が可能となっています。
パルコやロフト、西友やリヴィン、ハーツレンタカーなど提携サービスが多く、多岐に渡るジャンルで割引が受けられます。
コナミスポーツクラブを法人料金で利用できるのもポイントです。ポイント還元率も高い上に、貯めたポイントは永久不滅です。
オンラインショッピングでも、専用サイトを経由すればポイント倍率が上がります。各種電子マネーやギフト券はもちろん、ANAのマイルにも還元出来ます。
旅行傷害保険も手厚いですし、手荷物配送サービスや、海外携帯やWi-Fiレンタルなどのサービスもあります。
お土産カタログの手配や料金割引などもあるので、ラウンジ利用以外の面でも、海外旅行や出張が多いユーザーに嬉しいゴールドカードでしょう。
「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」の公式サイトはこちら
楽天プレミアムカード

楽天ブランドの最上位カードです。年会費無料の「楽天カード」や、年会費2,000円という「楽天ゴールドカード」の上位カードという位置づけです。
- 年会費は10,000円
- 家族カードは1枚5,000円
金額設定としては、ゴールドカードの平均といったところでしょう。国際ブランドがVISA、Master、JCBの三つから選べますし、楽天Edyも利用できます。
ポイント還元率は通常で1.0%で、楽天トラベル利用時は3.0%、楽天市場や楽天ブックスの利用時にはなんと5.0%までアップします。
プライオリティ・パスは、プレステージの会員資格が無料で与えられます。年会費が399米ドルかかるところが、負担無しで取得できる仕組みです。
プレステージは、年間無制限でラウンジ利用が可能なメンバーシップです。
年会費10,000円で、完全招待制でもないカードということを考えると、かなりコストパフォーマンスが良いです。
プライオリティ・パスをゲットすることが目的であれば、まずこの「楽天プレミアムカード」がおすすめです。
もちろん、国内の主要28空港と、海外の2空港のカードラウンジも無料で利用できます。海外旅行、国内旅行共に旅行傷害保険も充実しており、どちらも自動付帯となっています。
ショッピング保険も年間300万円となっており、旅行や出張が多いユーザーにぴったりのカードだと言えるでしょう。
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プライオリティ・パスが取得できるクレジットカード

ゴールドカード以外にも、プライオリティ・パスが特典になっているクレジットカードが多数あります。
いくつかおすすめのカードを紹介していきます。
エポスプラチナカード

エポスカードの最上位カードです。
マルイやモディでのポイント還元率アップはもちろん、提携先が多いため、日常のあらゆるシーンで活躍してくれます。
年会費は30,000円です。プラチナカード会員の紹介であれば、家族は年会費が永年無料で「エポスゴールドカード」が取得できます。
更に、ファミリーボーナスポイントも貯まります。ポイントシェアシステムもあるので、家族全員でオトクな利用が実現するでしょう。
プライオリティ・パスはプレステージの会員資格が無料で付与されます。カード会員本人は、年間何度でも対象ラウンジを利用することが出来ます。
同伴者の場合は、都度27米ドルを支払えば入室可能です。家族全員で高級ラウンジを味わうことも出来ます。
全国主要空港のカードラウンジなら、カード会員本人は無料、同伴者も一名までなら無料で入室が可能です。
国内海外共に、本人は最高1億円までの補償、家族も2,000万円までの補償が受けられます。
高級レストランのクーポンや、ゴルフ、レジャーなどの特別優待など、ジャンル豊富なサービスも堪能出来るでしょう。
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セディナプラチナカード

セディナの最上位カードです。完全招待制となっているため、インビテーション無しには申し込めません。
その分高いステータスを誇っており、数あるプラチナカードの中でも非常に人気があります。
年会費は30,000円です。プラチナカードの中では平均程度の金額設定です。サンリオデザインがあるプラチナカードであり、女性からの支持も厚いですね。
サンリオと提携しているため、ピューロランド内にあるVIPルームが使えるのもポイントです。
プライオリティ・パスはプレステージ会員資格が無料で取得出来ます。
年会費の399米ドルは、日本円にしておよそ40,000円弱なので、これだけでもカード自体の年会費は元が取れます。
国際ブランドをJCBにすれば、JCBのラウンジも利用可能になります。
ユニバーサルスタジオ・ジャパンや京都市内など、高級感溢れるハイグレードなラウンジが堪能出来ます。更に、一流ホテルのラウンジサービスも受けられます。
帝国ホテル東京や宝塚ホテルのラウンジでは、ウェルカムドリンクのサービスがあります。ソフトドリンクはもちろん、アルコール類も無料で提供されます。
当然、国内主要空港のカードラウンジも利用可能です。様々なラウンジにおける優待を受けたい人におすすめのカードと言えるでしょう。
「セディナプラチナカード」の公式サイトはこちら
ダイナースクラブ プレミアムカード

「ダイナースクラブカード」の上位カードです。世界でもトップクラスのステータスがを誇る、ブラックカードクラスのアイテムとなっています。
年会費は130,000円です。家族カードは枚数制限無しに無料発行が可能です。
プライオリティ・パスはプレステージ会員資格が無料で手に入ります。家族会員も無料でプライオリティ・パスが取得出来ます。
プレミアムカード会員専用のコンシェルジュサービスは、24時間365日利用可能です。
カード利用に関する各種問い合わせはもちろん、チケットや施設の手配、トラブル対応など何でも任せることが出来ます。
医療相談窓口や、法務相談窓口も無料で利用出来ます。
付帯保険は旅行傷害保険や、航空便遅延費用保険をはじめとして、外貨盗難保険やショッピングリカバリーなど、ブラックカードの中でもトップクラスのラインナップです。
旅行関係のベネフィットも非常に手厚く、ホテルや旅館から、交通機関の利用、レンタカーやパッケージツアーの優待特典など目白押しです。
ハイランクのクレジットカードを求めている人にうってつけです。
「ダイナースクラブ プレミアムカード」の公式サイトはこちら
まとめ
プライオリティ・パスは、空港での待ち時間をより充実させてくれる、魅力的なアイテムです。
世界中に対象ラウンジがあるため、旅行や出張を今よりもっと快適に彩ってくれることでしょう。
ただし、プライオリティ・パスにもいくつかの弱点があります。

利用時に思いがけないトラブルに見舞われることがないよう、システムやサービスを有効活用するのがおすすめです。
そして、同じプライオリティ・パスであっても、ゴールドカードやプラチナカード、ブラックカードによって、付帯内容に差が出てきます。
また、同伴者や家族会員の利用条件にも違いがあります。メンバーシップや年間の回数制限などにも気を付けましょう。
あなたの空港事情により適したゴールドカードを活用してください。