【特典分析】ゴールドカード「海外旅行傷害保険・家族特約」比較とメリットデメリット。「海外旅行傷害保険・家族特約」でおすすめゴールドカード

ゴールドカードを選ぶとき、あなたが特に重要視したいポイントはどこでしょうか?

利用上限額、ポイント還元率、マイルの付与率や空港ラウンジ、グルメクーポン・・・ゴールドカードならではの様々な特典の中から、自分の理想に合ったものを選び抜きたいですよね。

今回紹介するのは、ゴールドカードの特典の中でも、カードごとの差が出やすい「海外旅行傷害保険」についてです。

金額や付帯条件はもちろんのこと、カード会員本人以外への家族特約についても、詳しく解説していきます。

海外旅行傷害保険が手厚い、おすすめのゴールドカードも紹介します。

万が一の際の準備をしっかりしておきたいあなたは、是非チェックしてみてくださいね。

目次

海外旅行傷害保険とはどんな特典なのか?

海外旅行傷害保険とはどんな特典なのか?

海外旅行中に思わぬトラブルに見舞われてしまうことはあるでしょう。

そこで発生した、金銭的な負担を補償してくれるのが、「海外旅行傷害保険」です。

まずは主な補償内容について、項目別に解説していきます。

これらの補償内容は、海外旅行傷害保険ならすべて必ず付帯しているというものではありません。

セットプランになっていたり、希望によってオプションで追加出来たりするカードもあります。

傷害死亡・後遺障害

海外旅行中の怪我によって、万が一死亡してしまったり、後遺障害を負ってしまった場合の補償です。

傷害治療費用

海外旅行中に怪我をした場合、病院で支払った治療費を補償してもらえます。

診察費や手術費をはじめとして、病院までに発生した交通費や緊急移送費用、転院費用などが対象になる場合もあります。

疾病治療費用

海外旅行中に病気になった場合、病院で支払った治療費を補償してもらえます。

こちらも診察費や手術費をはじめとして、病院までに発生した交通費や緊急移送費用、転院費用などが対象になる場合もあります。

入院一時金

海外旅行中の怪我や病気により、一定期間以上入院することになった場合、入院にかかる費用を補償してもらえます。

入院が出来なかった場合のホテル客室費用や、身の回りの品の購入費用、通信費用などが補償してもらえる場合もあります。

また、通訳を雇用した際の費用を補償してくれることもあります。

賠償責任

海外旅行中、誤って他者の身体や持ち物を傷つけてしまった場合に発生する、弁償費用を補償してもらえます。

損害防止軽減費用や訴訟費用をはじめ、現地で緊急に発生した費用が対象になります。

救援者費用

海外旅行中に怪我や病気で入院してしまった場合、日本から家族糖を呼びよせる上で発生する、旅行費や滞在費を補償してもらえます。

現地でのホテル費用や、渡航手続きに関する費用、現地で発生する諸雑費などを補償してくれる場合もあります。

捜索救助費用や遺体移送費用、遺体処理費用などが含まれる場合もあります。

携帯品損害

海外旅行中に、持ち物が盗難に遭ってしまったり、壊れてしまったりした際に発生する補償です。

カード会員の所有物はもちろん、旅行のために他者から無償で借りていた物も補償対象になります。

乗継遅延費用

航空機の到着が遅れて、予定していた便に乗り継げなかった場合に発生する、宿泊費や食事代を補償してくれます。

出航遅延・欠航・搭乗不能費用

海外旅行中に搭乗予定だった航空機が、出発予定時刻から(およそ4時間以上が目安)遅延した場合、あるいは欠航や搭乗不可能になった場合に発生した、宿泊費や食事代を補償してくれます。

寄託手荷物遅延費用

海外旅行中、空港等で手荷物の到着が遅れてしまい、必要な物品を購入した際の費用補償です。

受託手荷物紛失費用

海外旅行中、手荷物が目的地に運搬されずに紛失してしまった場合、生活必需品等を購入するのに発生した費用を補償してくれます。

旅行変更費用

海外旅行をする上で、想定外の戦争やテロ行動などにより、旅行を中止しなくてはならない際、その費用を補償してもらえます。

海外旅行傷害保険の家族特約とは?

海外旅行傷害保険の家族特約とは?

一部のゴールドカードの海外旅行傷害保険には、「家族特約」というシステムがあります。

これは、カード会員本人だけではなく、家族に対しても補償が適用されるというものです。

適用の条件はカードごとに異なっていますが、場合によってはカード会員本人が同行しない旅行であっても、家族に対して保険が適用されることもあります。

特に18歳以下の子どもがいる家庭などでは、重宝されているシステムとなっています。

一般的な家族特約の対象は以下の通りです。

  • 妻や夫などの配偶者
  • 父や母などの両親
  • 満18歳未満の子ども

この家族対象の範囲は、カードによって異なりやすいポイントです。

teacher
「同居中の親族であれば誰でも可」というカードもあれば、「両親や配偶者は対象外」というケースもあるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。

海外旅行傷害保険のメリットとデメリットは?

海外旅行傷害保険のメリットとデメリットは?
man
「ゴールドカードに付帯している海外旅行傷害保険のメリットとデメリットとは、具体的にどのようなものなのでしょうか?」

メリット1.無料で旅行傷害保険がついてくる

ゴールドカードを所有しているだけで、旅行傷害保険が得られるのは、やはり大きなメリットです。

面倒な手続きの手間も省略できますし、別途費用を支払う必要もありません。

メリット2.複数枚を重ねることができる

複数枚のゴールドカードを所有していれば、それぞれに付帯している海外旅行傷害保険は、合算することが可能です。

枚数を重ねるほど、補償金額は大きくなっていきますから、大きなトラブルが起きてしまった場合でも安心できるでしょう。

メリット3.家族特約でよりオトクになる

前述したように、ゴールドカードの海外旅行傷害保険は、家族特約がついているものがたくさんあります。

カードひとつで、会員本人だけではなく、家族の分も補償が受けられるというオトクさは、間違いなくメリットのひとつでしょう。

デメリット1.すべての旅行傷害保険が自動で付帯するわけではない

ゴールドカードに付帯している海外旅行傷害保険には、「自動付帯」と「利用付帯」のふたつのシステムのどちらかが採用されています。

「自動付帯」とは、対象のゴールドカードを所有しているだけで、自動的に海外旅行傷害保険にも加入できるシステムです。

基本的に、利用時に手続きや登録は必要ありません。

事前のツアー申し込みや航空券、現地での各種支払いなども、現金や他社クレジットカードの利用が可能です。

「利用付帯」とは、対象のクレジットカードで旅行代金を支払うことで、海外旅行傷害保険が適用になるシステムです。

旅行会社のツアー代金や、飛行機をはじめとした各種交通機関などが対象になりやすいですね。

実際のサービス内容や支払いの金額については、各ゴールドカードによって細かく規定が異なっています。

そのため、必ずしも無条件で保険が利用できるというわけではないのです。

デメリット2.合算できない補償項目がある

複数枚のゴールドカードを所有している場合、基本的にはそれぞれの補償金額は合算することが可能です。

しかし、傷害死亡や障害後遺障害への補償は合算が出来ません。

所有しているゴールドカードにおける、最高補償外が適用されることになっています。

そのため、複数枚所有のメリットを活かしきれないという弱点があるのです。

デメリット3.独立した海外旅行保険よりは補償は弱い

海外旅行傷害保険は、ゴールドカードによっては、かなり手厚い補償を用意しているところもあります。

それでも、独立した海外旅行保険会社のサービスと比較すると、補償金額も内容も弱くなりがちです。

家族特約の範囲や、オプションの補償内容を考えた場合、ゴールドカードの保険では物足りないという人も少なくありません。

海外旅行傷害保険を選ぶときの注意点

海外旅行傷害保険を選ぶときの注意点

ゴールドカードによって、海外旅行傷害保険の付帯条件は様々です。

実際に保険を選ぶときに、チェックしておきたいポイントを紹介していきましょう。

自動付帯か利用付帯か

前述したように、ゴールドカードの海外旅行傷害保険は、「自動付帯」と「利用付帯」のどちらかとなっています。

一般的には、特に手続きの必要もなく、カードを所有しているだけで適用される自動付帯の方が重宝されています。

前もってゴールドカードの規約を詳しく確認し、より利用しやすいものを選択できるようにしましょう。

補償対象期間はどのくらいか

海外旅行傷害保険には、付帯される期間に制限があります。多くのゴールドカードの付帯保険は、出国から90日間が対象になっていますね。

ただし、中には補償期間が60日間や30日間の保険もあります。

対象期間が長いほど、より柔軟な対応が可能になりますから、長期旅行や出張がある人は、補償対象の長さも前もって確認しておきたいところです。

補償金額はどのくらいか

それぞれの項目で補償される金額は、ゴールドカードを選ぶ際に、特にこだわりたい重要なポイントのひとつです。

障害死亡や疾患死亡での補償額が最も大きくなるため、比較検討の際は参考にすると良いですね。グレードの高いクレジットカードになるほど、補償金額は大きく設定されやすいです。

ただし、記載されているのはあくまで最大金額なのには気を付けてください。

家族特約の範囲はどこまでか

こちらも前述したように、ゴールドカードによって、家族特約の範囲は大きく異なっています。

「未婚の子どもであれば別居していても可」というカードもあれば、「生計を共にする6親等内の血族、配偶者および3親等内の姻族」というカードもあります。

自分の家族構成を考え、どこまで家族特約があれば問題がないのか、きちんと把握しておきたいですね。

海外旅行傷害保険が手厚いゴールドカード

海外旅行傷害保険が手厚いゴールドカード

それでは、実際に海外旅行傷害保険が充実している、おすすめのゴールドカードをピックアップしていきましょう。

保険以外のサービスや年会費等についても軽く触れていくので、あなたにとって特にメリットが大きいゴールドカードを選んでくださいね。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

ゴールドカードの文字通り金字塔です。ステータスも十分で、国内外問わず利用しやすいクレジットカードとなっています。

  • 年会費は29,000円
  • 海外旅行傷害保険は、基本的に自動付帯

ただし、旅行代をアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードで決済した場合は、補償額がアップするシステムがあります。

旅行代をアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードで決済しない場合の補償額は、以下の通りです。

傷害死亡・後遺障害(カード会員)最高5,000万円
傷害死亡・後遺障害(カード会員家族)最高1,000万円
傷害治療費用最高200万円
疾病治療費用最高200万円
賠償責任費用最高4,000万円
携行品損害最高50万円(1旅行中、免責は3,000円)
救援者費用最高300万円

旅行代をアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードで決済した場合の補償額は、以下の通りです。

傷害死亡・後遺障害(カード会員)最高1億円
傷害死亡・後遺障害(カード会員家族)最高1,000万円
傷害死亡・後遺障害(家族カード会員)最高5,000万円
傷害治療費用(カード会員、家族カード会員)最高300万円
傷害治療費用(カード会員家族)最高200万円
疾病治療費用(カード会員、家族カード会員)最高300万円
疾病治療費用(カード会員家族)最高200万円
賠償責任費用最高4,000万円
携行品損害最高50万円(1旅行中、免責は3,000円)
救援者費用(カード会員、家族カード会員)最高400万円
救援者費用(カード会員家族)最高300万円

また、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、航空便遅延費用補償も充実しています。

乗継遅延費用最高20,000円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用最高20,000円
受託手荷物遅延最高20,000円
受託手荷物紛失最高40,000円

家族特約は、生計を共にしている子どもや両親などの親族が対象となっています。「6親等以内の血族、3親等以内の姻族の方」ですね。

三井住友VISAゴールドカード

三井住友VISAゴールドカード

三井住友ブランドが誇る、ハイステータスなゴールドカードです。各種特典が充実しており、ステータスもばっちりの一枚です。

  • 年会費は10,000円
  • 海外旅行傷害保険は自動付帯

ただし、傷害死亡・後遺障害に限っては、事前の旅行代などを三井住友VISAゴールドカードで決済するか否かで、最高補償額が変わって来ます

ただしこれはあくまでカード会員本人のみであり、家族特約には反映されません。

傷害死亡・後遺障害(自動付帯)1,000万円
傷害死亡・後遺障害(カード利用条件付帯)4,000万円

家族特約は、以下の範囲が対象となっています。

  • カード会員と生計を共にしている、19歳未満の同居の親族
  • カード会員と生計を共にしている、19歳未満の別居の未婚の子

それぞれの補償額は以下の通りです。

傷害死亡・後遺障害(カード会員家族)最高1,000万円
傷害治療費用(カード会員)最高300万円
傷害治療費用(カード会員家族)最高200万円
疾病治療費用(カード会員)最高300万円
疾病治療費用(カード会員家族)最高200万円
賠償責任(カード会員)最高5,000万円
賠償責任(カード会員家族)最高2,000万円
携帯品損害(カード会員、カード会員家族)最高50万円(1旅行中、免責は3,000円)
救援者費用(カード会員)最高500万円
救援者費用(カード会員)最高200万円

三井住友VISAゴールドカード」の公式サイトはこちら

JCBゴールド

JCBゴールド

国内唯一の国際ブランドを持つプロパーカードです。

グルメやホテルの特典も充実しており、多彩な活用方法があるスタータスアイテムでもあります。

  • 年会費は10,000円
  • 海外旅行傷害保険は自動付帯

家族特約は、同居・別居を問わず、カード会員と生計を共にする満19歳未満の子どものみです。

両親や配偶者は対象に含まれないので、家族カード会員としてカバーするのがおすすめです。

家族カードは基本的に、カード会員本人と同様の待遇が受けられます。

それぞれの補償額は以下の通りとなっています。

死亡・後遺障害(カード会員、家族カード会員)最高1億円
死亡・後遺障害(カード会員家族員)最高1,000万円
障害治療費用(カード会員、家族カード会員)最高300万円
障害治療費用(カード会員家族員)最高200万円
疾病治療費用(カード会員、家族カード会員)最高300万円
疾病治療費用(カード会員家族)最高200万円
賠償責任(カード会員、家族カード会員)最高1億円
賠償責任(カード会員家族)最高2,000万円
携帯品損害最高50万円(1旅行中、免責は3,000円)
救援者費用(カード会員、家族カード会員)最高400万円
救援者費用(カード会員家族)最高200万円
乗継遅延費用20,000円
出航遅延費用20,000円
寄託手荷物遅延費用20.000円
寄託手荷物紛失費用40,000円

JCBゴールド」の公式サイトはこちら

MUFGカードゴールドプレステージ

MUFGカードゴールドプレステージ

「MUFGカード・ゴールド」の上位カードで、ワンランク上のサービスが充実しています。

ポイント還元率も高く、提携先も多いので、オトクなショッピングも実現しやすいゴールドカードとなっています。

  • 年会費は10,000円
  • 海外旅行傷害保険は自動付帯

家族特約は、以下の範囲になります。

  • カード会員の配偶者
  • カード会員と生計を共にする同居の両親(義親含む)で収入が無い方
  • カード会員と生計を共ににする未婚の子で収入が無い方

それぞれの補償額は以下の通りです。

死亡・後遺障害(カード会員)最高5,000万円
死亡・後遺障害(カード会員家族)最高1,000万円
障害治療費用最高200万円
疾病治療費用最高200万円
携帯品損害最高50万円(1旅行中、免責は3,000円)
賠償責任最高3,000万円
救援者費用最高200万円
乗継遅延費用20,000円
出航遅延費用10,000円
寄託手荷物遅延費用10,000円
寄託手荷物紛失費用10,000円

MUFGカードゴールドプレステージ」の公式サイトはこちら

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

クレディセゾンとアメリカン・エキスプレスが提携して発行しているゴールドカードです。

コストパフォーマンスが良いステータスカードとして、幅広いニーズに応えてくれます。

  • 年会費は10,000円。
  • 海外旅行傷害保険は自動付帯

家族特約は、以下の範囲になります。

  • カード会員の配偶者
  • カード会員またはその配偶者と生計を共にする同居の親族
  • カード会員またはその配偶者と生計を共にする別居の未婚の子

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは家族特約の範囲が広いため、家族カードを発行しなくても、保険をカバーしやすいという魅力があります。

それぞれの補償額は以下の通りとなっています。

死亡・後遺障害(カード会員)最高5,000万円
死亡・後遺障害(カード会員家族)最高1,000万円
傷害治療費用最高300万円
疾病治療費用最高300万円
賠償責任最高3,000万円
携帯品損害最高30万円(1旅行中、免責は3,000円)
救援者費用最高200万円
乗継遅延費用最高30,000円
出航遅延費用最高20,000円
寄託手荷物遅延費用最高10万円

「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」の公式サイトはこちら

ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

ANAとアメリカン・エキスプレスが提携して発行しているゴールドカードです。

マイル付与率が非常に高いため、ANAを頻繁に利用する人は是非チェックしておきたいカードでしょう。

  • 年会費は31,000円

家族特約は、以下の範囲です。

  • カード会員の配偶者
  • カード会員と生計を共にする親族
  • 海外旅行傷害保険は自動付帯

ただし、旅行代金をANA・アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードで支払ったか否かで、補償の金額が異なってきます。

旅行代をANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードで決済しない場合の補償額は以下の通りです。

死亡・後遺障害(カード会員)最高5,000万円
死亡・後遺障害(カード会員家族)最高1,000万円
死亡・後遺障害(家族カード会員、家族カード会員の家族)補償無し
傷害治療費用(カード会員、カード会員家族)最高200万円
傷害治療費用(家族カード会員、家族カード会員の家族)補償無し
疾病治療費用(カード会員、カード会員家族)最高200万円
疾病治療費用(家族カード会員、家族カード会員の家族)補償無し
賠償責任(カード会員、カード会員家族)最高4,000万円
賠償責任(家族カード会員、家族カード会員の家族)補償無し
携帯品損害(カード会員、カード会員家族)最高50万円(1旅行中、免責は3,000円)
携帯品損害(家族カード会員、家族カード会員の家族)最高50万円(1旅行中、免責は3,000円)
救援者費用(カード会員、カード会員家族)最高300万円
救援者費用(家族カード会員、家族カード会員の家族)補償無し

旅行代をANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードで決済した場合の補償額は以下の通りです。

死亡・後遺障害(カード会員)最高1億円
死亡・後遺障害(カード会員家族)最高1,000万円
死亡・後遺障害(家族カード会員)最高5,000万円
死亡・後遺障害(家族カード会員の家族)最高1,000万円
傷害治療費用(カード会員、家族カード会員)最高300万円
傷害治療費用(カード会員家族、家族カード会員の家族)最高200万円
疾病治療費用(カード会員、家族カード会員)最高300万円
疾病治療費用(カード会員家族、家族カード会員の家族)最高200万円
賠償責任最高4,000万円
携帯品損害最高50万円(1旅行中、免責は3,000円)
救援者費用(カード会員、家族カード会員)最高400万円
救援者費用(カード会員家族、家族カード会員の家族)最高300万円

ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の公式サイトはこちら

セディナゴールドカード

セディナゴールドカード

セディナが発行する、手軽さが特徴のゴールドカードです。

コストパフォーマンスが非常に良く、バランスの良い特典が付与されるため、初めてのゴールドカードにも適しているでしょう。
  • 年会費は6,000円。
  • 海外旅行傷害保険は自動付帯

ただし、死亡・後遺障害の場合は、一部が利用付帯となっています。

旅行に関する費用をセディナゴールドカードで支払えば、自動付帯分に上乗せして、利用付帯分も補償してもらえます。

家族特約は、以下の範囲です。

  • カード会員の配偶者
  • カード会員と生計を共にする同居の親族
  • カード会員と生計を共にする別居の未婚の子

両親でも子どもでも、幅広く家族特約が適用されるというわけです。家族には年齢制限が無いのは、セディナゴールドカードならではのメリットですね。

それぞれの補償額は以下の通りとなっています。

死亡・後遺障害(カード会員)最高1億円(自動付帯2,000万円、利用付帯8,000万円)
死亡・後遺障害(カード会員家族)最高1,000万円(全額自動付帯)
傷害治療費用(カード会員)最高300万円
傷害治療費用(カード会員家族)最高200万円
疾病治療費用(カード会員)最高300万円
疾病治療費用(カード会員家族)最高200万円
賠償責任(カード会員)最高5,000万円
賠償責任(カード会員家族)最高2,000万円
携帯品損害最高50万円(1旅行中、免責は3,000円)
救援者費用(カード会員)最高500万円
救援者費用(カード会員家族)最高200万円

セディナゴールドカード」の公式サイトはこちら

JAL CLUB-A ゴールドカード

JAL CLUB-A ゴールドカード

JALのマイル付与率が非常に高いゴールドカードです。

加えて、JAL特約店でもマイル付与率が2倍になるため、マイル派にはかなり嬉しいクレジットカードですね。

手荷物の無料配送やVIPラウンジの利用など、空港利用者に嬉しいサービスが充実しています。

  • 年会費は16,000円
  • 海外旅行傷害保険は自動付帯

ただし、選択した国際ブランドによって、一部利用付帯が発生します。

家族特約は、選択した国際ブランドによって異なります。VISAかMasterCaerdを選択した場合は、以下の範囲が対象です。

  • カード会員の配偶者
  • カード会員と生計を共にする、収入のない同居の両親(義両親を含む)
  • カード会員と生計を共にする、収入の無い未婚の子

JCBを選択した場合は、以下の範囲が対象になります。

  • カード会員と生計を共にしている、19歳未満の子
JCBを選択した場合は、家族特約の範囲が狭くなってしまうというデメリットがあります。

ただし、この場合は配偶者や両親は家族カードの発行でカバーすることが出来ます。

家族カードは一枚8,000円で発行出来て、カード会員本人と同様の補償を受けられます。

それぞれの補償額は以下の通りとなっています。

死亡・後遺障害(JCBカード会員)最高1億円(自動付帯5,000万円、利用付帯5,000万円)
死亡・後遺障害(JCBカード会員家族)最高1,000万円
死亡・後遺障害(VISA、Mastercardカード会員)最高5,000万円
死亡・後遺障害(VISA、Mastercardカード会員家族)最高1,000万円
傷害治療費用(JCBカード会員)最高300万円
傷害治療費用(JCBカード会員家族)最高200万円
傷害治療費用(VISA、Mastercardカード会員)最高150万円
傷害治療費用(VISA、Mastercardカード会員家族)最高150万円
疾病治療費用(JCBカード会員)最高300万円
疾病治療費用(JCBカード会員家族)最高200万円
疾病治療費用(VISA、Mastercardカード会員)最高300万円
疾病治療費用(VISA、Mastercardカード会員家族)最高200万円
救援者費用(JCBカード会員)最高400万円
救援者費用(JCBカード会員家族)最高200万円
救援者費用(VISA、Mastercardカード会員)最高150万円
救援者費用(VISA、Mastercardカード会員家族)最高150万円
賠償責任(JCBカード会員)最高1億円
賠償責任(JCBカード会員家族)最高2,000万円
賠償責任(VISA、Mastercardカード会員)最高2,000万円
賠償責任(VISA、Mastercardカード会員家族)最高2,000万円
携帯品損害最高50万円(1旅行中、免責3,000円)
乗継遅延費用(JCBカード会員)最高20,000円
出航遅延費用(JCBカード会員)最高20,000円
寄託手荷物遅延費用(JCBカード会員)最高20,000円
寄託手荷物紛失費用(JCBカード会員)最高40,000円

航空機遅延に関する補償は、JCBブランドを選択した場合のみとなっています。

JAL CLUB-A ゴールドカード」の公式サイトはこちら

dカードGOLD

dカードGOLD

ポイント還元率をはじめとして、ドコモユーザーにメリットが大きいゴールドカードです。

電子マネーとの相性も良く、dカード特約店はカード支払いはもちろん、電子マネーの支払いでもポイントが貯まりやすくなっています。

  • 年会費は10,000円
  • 海外旅行傷害保険は自動付帯

ただし、死亡・後遺傷害については、一部がdカードGOLDの利用付帯となっています。

家族特約は、以下の範囲となっています。

  • カード会員と生計を共にしている配偶者(事実上の婚姻関係も含む)
  • カード会員と生計を共にしている19歳未満の同居の親族
  • カード会員と生計を共にしている19歳未満の別居の子

それぞれの補償額は以下の通りとなっています。

傷害死亡(カード会員)最高1億円(自動付帯5,000万円、利用付帯5,000万円)
傷害死亡(カード会員家族)最高1,000万円
傷害後遺障がい(カード会員)最高1億円(自動付帯5,000万円、利用付帯5,000万円)
傷害後遺障がい(カード会員家族)最高1,000万円
傷害治療費用(カード会員)最高300万円
傷害治療費用(カード会員家族)最高50万円
疾病治療費用(カード会員)最高300万円
疾病治療費用(カード会員家族)最高50万円
賠償責任(カード会員)最高5,000万円
賠償責任(カード会員家族)最高1,000万円
携帯品損害(カード会員)最高50万円(1事故、免責3,000円)
携帯品損害(カード会員家族)最高15万円(1事故、免責3,000円)
救援者費用(カード会員)最高500万円
救援者費用(カード会員家族)最高50万円
乗継遅延費用最高20,000円
出航遅延費用最高10,000円
寄託手荷物遅延費用最高10,000円
寄託手荷物紛失費用最高20,000円

dカードGOLD」の公式サイトはこちら

海外旅行傷害保険が充実したクレジットカードは他にもある

海外旅行傷害保険が充実したクレジットカードは他にもある

ゴールドカード以外にも、海外旅行傷害保険が充実しているクレジットカードはたくさんあります。

今回は、ゴールドカードと同程度の待遇が受けられるおすすめのクレジットカードを、いくつかピックアップして紹介していきましょう。

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカード

世界でもトップクラスの知名度とステータスを誇るクレジットカードです。

利用上限にも一律の制限がなく、一目置かれること間違いなしのオールマイティカードのひとつだと言えるでしょう。

  • 年会費は22,000円
  • 海外旅行傷害保険は自動付帯

家族特約が付いていないというデメリットがあるのですが、18歳以上の家族であれば、家族カードを発行することが可能です。

  • 家族カードの年会費は5,000円
  • 家族カード会員は、カード会員と同様の補償を受けることが出来ます

それぞれの補償額は以下の通りとなっています。

死亡・後遺障害最高1億円(自動付帯5,000万円、利用付帯5,000万円)
傷害治療費用最高300万円
疾病治療費用最高300万円
賠償責任最高1億円
携帯品損害最高50万円
救援者費用最高300万円

ダイナースクラブカード」の公式サイトはこちら

BMWダイナースカード

BMWダイナースカード

ダイナースクラブカードの伝統あるブランドに、BMW Diners Card オリジナルサービスが追加されたマルチなアイテムです。

BMWの購入時に圧倒的な魅力を発揮しますが、日常遣いにも取り入れやすい、ゴールドカードクラスのクレジットカードです。

  • 年会費は25,000円
  • 海外旅行傷害保険は自動付帯

本家のダイナースクラブカードと同様に、家族特約が付いていないというデメリットはあるものの、家族カード発行によってカバーが可能です。

  • 死亡・後遺障害の最高補償は1億円

これは、自動付帯分の5,000万円と、利用付帯分の5,000万円の合算となっています。

利用付帯分は、旅行に関わる費用をBMWダイナースクラブカードで支払うことで得られます。

それぞれの補償額は以下の通りとなっています。

死亡・後遺障害最高1億円(自動付帯5,000万円、利用付帯5,000万円)
傷害治療費用最高300万円
疾病治療費用最高300万円
賠償責任最高1億円
携帯品損害最高50万円
救援者費用最高300万円

BMWダイナースカード」の公式サイトはこちら

楽天プレミアムカード

楽天プレミアムカード

楽天ユーザーから圧倒的な支持を集めている、ゴールドカードクラスのクレジットカードです。

プライオリティ・パスを低コストで取得出来る上、各種トラベル特典もかなり充実しています。

  • 年会費は10,000円
  • 海外旅行傷害保険は自動付帯

ただし、死亡・後遺障害の補償や携帯品損害に関しては、一部利用付帯分があります。

自動付帯は最高4,000万円までで、楽天プレミアムカードによる旅行代金支払いにより、利用付帯分の最高1,000万円も受け取れる仕組みです。

家族特約が付いていないというデメリットがありますが、家族カードの発行でカバー出来ます。

楽天プレミアムカードは、家族カードを一枚500円という非常にリーズナブルな価格で入手出来ます。

家族カード会員は、基本的にカード会員本人と同様の補償を受け取ることが可能ですよ。

それぞれの補償額は以下の通りとなっています。

死亡・後遺障害最高5,000万円(自動付帯4,000万円、利用付帯1,000万円)
傷害治療費用最高300万円
疾病治療費用最高300万円
賠償責任最高3,000万円
携帯品損害最高50万円(自動付帯30万円、利用付帯20万円)
救援者費用最高200万円

楽天プレミアムカード」の公式サイトはこちら

オリコカード・ザ・ワールド

オリコカード・ザ・ワールド

オリコカードの中でも上位クラスに所属するクレジットカード。

ゴールドカードクラスの特典が充実しており、ポイント還元率も非常に高くなっています。

海外利用時の還元率が通常の2倍となっているため、海外旅行が多いユーザーは重宝するでしょう。

  • 年会費は9,800円
  • 海外旅行傷害保険は自動付帯

家族特約が付いていないという弱点はありますが、家族カード発行でカバーできるでしょう。

オリコカード・ザ・ワールドの家族カードは、無料で発行が可能です。カード会員本人と同様の補償が受けられるオトクなアイテムです。

それぞれの補償額は以下の通りとなっています。

死亡・後遺障害最高5,000万円
傷害治療費用最高200万円
疾病治療費用最高200万円
賠償責任最高2,000万円
携帯品損害最高100万円(1旅行中、免責3,000円)
救援者費用最高200万円
乗継遅延費用最高30,000円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用最高30,000円
受託手荷物遅延最高30,000円
受託手荷物紛失最高10万円

オリコカード・ザ・ワールド」の公式サイトはこちら

まとめ

いかがでしたか?

ゴールドカードを選ぶときは、海外旅行傷害保険が非常に重要になって来ることが伝わったでしょうか?

大きな事故や事件、怪我や病気をはじめとして、荷物関係のトラブルや乗継の遅延など、旅行先では規模も内容も様々なトラブルが発生しがちです。

慣れ親しんだ国内であればスムーズに対応できるトラブルも、馴染みのない海外では簡単に処理出来ないこともあるでしょう。

負担金額が大きくなってしまい、折角の旅行が台無しになってしまうケースもあり得ます。そんなとき、海外旅行傷害保険が充実していれば安心です。

小さな子どもがいる家族連れなども、より気軽に海外旅行に行きやすくなるでしょう。

そのためにも、保険が充実したゴールドカード選びはとてもメリットが大きいのです。旅行のたびに新規で保険を探す手間も費用も節約出来ますからね。

ただし、それぞれのカードごとに弱点もあります。

teacher
付帯条件や補償金額、家族特約の詳細などは、カードを申し込む前にしっかりと確認しておきましょう。

海外旅行が多いあなたはもちろん、出張が多いビジネスマンのあなたも、是非ゴールドカードの保険を活用してください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です