一般的なクレジットカードよりも、ワンランク上の魅力を持っているのが「ゴールドカード」ですよね。
利用上限額のアップをはじめとして、海外旅行の付帯保険や、各種提携施設の割引サービス、ショッピングポイントの還元率アップなど、様々なメリットが期待できる便利アイテムです。
その中でも、特に注目度が高いのが、「空港ラウンジを利用できる」という特典でしょう。ゴールドカードの所有者のみが利用できる空港ラウンジは、搭乗前後の待ち時間を、より快適に演出してくれます。
ビジネスでもプライベートでも、かなり役立つエリアだと言えるのです。
今回は、そんな空港ラウンジをスマートに使いこなすコツを、徹底的に紹介していきます。空港ラウンジで出来ることや注意点なども、詳しく解説していきますね。
既にゴールドカードを持っているあなたはもちろん、検討中のあなたも、是非チェックしてみてください。
目次
Q1.「空港ラウンジって、何をする場所なの?」


空港ラウンジとは、フライト前の待合室のことです。
一般客が利用できる待合室もありますが、そこよりもサービスが充実しているため、より快適に過ごせるエリアだと思ってください。一部の空港ラウンジは、フライト後にも利用できるところがあります。
長時間フライトの前にリラックスしたい人はもちろん、フライト後の疲れを取りたい人や、現地での空き時間を上手に消化したい人にも便利な場所なのです。
Q2.「空港ラウンジってどこにあるの?」


空港ラウンジは、「空港の保安区域外」にあります。
手荷物をはじめとした、保安検査を受ける前のエリアですね。カフェやレストラン、免税店なども多いエリアで、送迎者も多いでしょう。
ただし、一部例外もあります。日本国内では羽田空港ですね。保安区域内にも保安区域外にも、ゴールドカード所有者用の空港ラウンジが設置されています。
Q3.「空港ラウンジって、誰が使えるの?」


空港ラウンジを利用できるのは、まず「ゴールドカードを所有している本人」です。ゴールドカードを所有しているだけではなく、当日の搭乗券を持っている人に限ります。
これはどちらも、「ラウンジの入口でチェック」されるシステムになっています。
近年増加している、チケットレス航空券を使用している場合は、搭乗予約手続き時の画面など、その日のフライトを利用するという証明を提示します。
また、空港ラウンジやゴールドカードのタイプによっては、「同伴者もラウンジの利用が可能」です。
同伴者の条件は様々で、1名まで無料という条件もあれば、同伴者は1名ごとに一律料金が発生する場合もあります。
同伴者1名まで無料のゴールドカード例
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード
- ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- JALアメリカン・エキスプレス・カード CLUB-Aゴールドカード
- デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド
- エムアイカードゴールド
Q4.「空港ラウンジを使いこなすポイントってあるの?」


国内外の様々な空港に、ゴールドカード所有者向けの空港ラウンジが設置されています。
所有しているゴールドカードによって、利用できる空港ラウンジと、利用できない空港ラウンジがあるのです。
グレードが高く、サービスが手厚いゴールドカードほど、対応している空港ラウンジの数が多い傾向にあるのです。
当日ラウンジでカードを出したら、「お客様は利用対象ではございません」と言われるような、恥ずかしい事態は避けたいものですからね。
利用できる空港ラウンジの詳細について、いくつかのゴールドカードをピックアップして紹介してみましょう。
JCBゴールドカード
国内28空港、海外1空港のラウンジを利用することができるゴールドカードです。
単純にゴールドカード単体として見ても、高いステータスを誇れるプロパカードだと言えるでしょう。同伴者は有料利用となっていますが、「所有者の家族会員は無料で利用」できるというメリットもあります。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
国内28空港、海外2空港のラウンジを利用することができます。前述したように、「同伴者1名までなら無料」で入室できるというメリットがあります。
また、世界中のVIPルームが利用できるプライオリティ・パスの入手も可能になるゴールドカードです。回数制限は寝1年間に2回までです。
「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の公式サイトはこちら
ダイナースクラブカード
国内28空港、海外2空港の空港ラウンジが利用できます。同伴者の利用は有料になりますが、こちらも「家族会員であれば無料」でラウンジに入れます。
ただし、ダイナースクラブリワードポイントを貯めておくと、同伴者無料クーポンがもらえるサービスがあります。
SuMi TRUST CLUB ゴールドカード
こちらも国内28空港、海外2空港のラウンジが利用できるゴールドカードです。
名前の通り、トラベル関係のサービスがかなり充実しているため、空港ラウンジのみにとどまらず、旅行や出張が多い人におすすめです。
「マイルも獲得しやすい」ですし、「各種付帯保険」も手厚くなっています。
「SuMi TRUST CLUB ゴールドカード」の公式サイトはこちら
MUFGカード ゴールド
国内6空港、海外1空港のラウンジを利用することができます。
利用対象ラウンジの数自体は少ないものの、年会費は入会初年度は無料、2年目以降も1,905円と、ゴールドカードの中では「トップクラスの安さ」を誇っています。
エポスゴールドカード
国内19空港、海外2空港のラウンジを利用できるクレジットカードです。
こちらも、その他のゴールドカードと比較すると、利用できる空港ラウンジ数はやや少なくなっていますが、「年会費が5,000円」とかなり手ごろな設定になっています。
その上、「1年間で500,000円以上利用すれば、翌年以降は永年無料」で利用できるので、非常にオトクです。
楽天ゴールドカード
国内28空港、海外2空港の空港ラウンジが利用できます。
これまではゴールドカード保有者はラウンジ無料、同伴者が有料となっていましたが、2018年9月1日からは、「所有者本人の無料利用も年間2回」までという制限が発生します。
3回目以降は、都度1,080円を支払って、空港ラウンジに入出するシステムです。
セントレアゴールドカード
中部国際空港セントレアが提供しているゴールドカードです。
「プレミアムラウンジ セントレア」や「第2プレミアムラウンジ セントレア」で利用できるため、地元のユーザーから特に支持されています。
その他にも国内27空港と、海外1空港のラウンジを利用できます。中部国際空港セントレア内の「免税店でポイント還元率がアップ」したり、「駐車場利用が割引」になるサービスもあります。
OCS VISAゴールドカード
沖縄のクレジットカード会社OCSが、提供するゴールドカードです。
対応している空港ラウンジは、国内3空港(羽田空港、福岡空港、那覇空港)と少ないものの、年会費4,537円というとても「手ごろな価格設定」が魅力です。
沖縄県在住者のみが申し込めます。

ゴールドカード所有者用の空港ラウンジと、しばしば混同されてしまいがちなのが、航空会社ラウンジです。
名前の通り、ANAやJALなど、航空会社が運営しているラウンジですね。
ラウンジという響きだけで航空会社ラウンジの入口でゴールドカードを出してしまうと、入出を断られるという恥ずかしい失敗をしてしまう危険性もあるので、十分注意してください。
航空会社ラウンジの立地条件
航空会社ラウンジは、基本的に保安区域内に位置しています。空港ラウンジとの大きな違いのひとつが、この立地条件ですね。
保安検査をすべて終わらせたあとで入れるエリアなので、搭乗口にも近く、フライト時間により近いタイミングまで、ラウンジでゆったりできるという魅力があるのです。
ただし、保安検査をすべて済ませてからではないと利用できないため、「入室までに時間や手間が発生」するデメリットがあります。
また、保安区域内はレストランやカフェ、ショップなどの数が格段に減ってしまうため、航空会社ラウンジ以外の選択肢が無くなってしまうという弱点もあると言えるでしょう。
航空会社ラウンジを利用できる人
航空会社ラウンジを利用するための条件は、まず対象のラウンジの航空会社の、「当日の航空券を所有」していなければいけません。
この航空券は、どの座席でも良いわけではなく、基本的にはビジネスクラス以上となっています。
「ANAラウンジ」
国内線はプレミアムクラス、国際線であればビジネスクラス以上の搭乗者でなければ利用出来ないのです。
あるいは、プレミアムメンバーサービスの対象者であることです。ただしこの場合も、プラチナクラス以上でなければいけません。
「スターアライアンスゴールドメンバ資格」か「ANAカードプレミアム」を所有している人も利用対象者です。

「JALサクララウンジ」
JGCの上級会員は利用対象者です。
あるいは、JALと提携している航空会社の上級会員であっても利用対象者になれます。
日本であれば、ジェットスター・ジャパンですね。海外であれば、ブリティッシュ・エアウェイズやS7航空、ロイヤルヨルダン航空、マレーシア航空やアメリカン航空、LATAM航空などもJALと提携しています。
国際線の利用であれば、ビジネスクラスやファーストクラス、国内線はファーストクラスの搭乗券でラウンジに入室できます。


空港ラウンジのサービス内容は、それぞれのラウンジごとに異なっています。
より効率よく使いこなすためには、どんなサービスがどのように提供されているのか、自分の持っているゴールドカードは「適応されるかを、正しく把握」しておくことが重要になります。
いくつかの国内空港のラウンジとサービス内容を、ピックアップして紹介していきましょう。
新千歳空港「スーパーラウンジ」
- 営業時間:7:00~20:30
- 同伴者料金の例:1名まで無料、2名以降は1人1,080円。13歳未満は無料(アメリカン・エキスプレス・カード)
- 対象カード:JCBゴールドカード、三井住友VISAゴールドカード、MUFGカードゴールド、DCゴールドカード、ニコスゴールドカード、エムアイカードゴールド、SuMi TRUST CLUB ゴールドカード、UCカードゴールド、エポスゴールドカード、楽天ゴールドカード、新生アプラスゴールドカード、アメリカン・エキスプレス・カード、ダイナースクラブカードなど
座席数は136席という規模で、混雑時も比較的席を確保しやすいラウンジとなっています。
ビジネスルームが広く取られており、個別のデスクも用意されているため、「待ち時間を有効に使いたいビジネスマン」から高い評価を集めています。
一般客の利用エリアとはドアで区別されているので、静かな環境が欲しい人にも人気ですね。
シャワー設備はありませんが、空港ラウンジのひとつ上のフロアに、新千歳空港名物の温泉施設があります。
ラウンジ内には自由に利用できる割引券が置かれているため、本来であれば大人1人1,500円のところを、1,100円で利用できます。また、フード類の持ち込みが自由になっているのもポイントのラウンジです。

成田国際空港「第1ターミナル IASSエグゼクティブラウンジ」
- 営業時間:7:00~21:00
- 同伴者料金の例:1名1,080円、4歳から12歳は540円、3歳未満は無料(Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD)
- 対象カード:JCBゴールドカード、SuMi TRUST CLUB ゴールドカード、エムアイカードゴールド、エポスゴールドカード、アメリカン・エキスプレス・カード、ダイナースクラブカード、楽天カードゴールド、ニコスゴールドカード、DCゴールドカード、セゾンゴールド・アメリカン、エキスプレスカード、三井住友VISAゴールドカードなど
「無料のソフトドリンクサービス」はもちろんのこと、アルコール類も1杯目は無料提供となっている空港ラウンジです。
「パソコンの貸し出し」も行っているため、予定外のビジネス対応もスムーズに行えるでしょう。英字新聞や海外情報誌もそろっています。
ラウンジ内は全78席となっており、すべての席で電源が確保できるようになっているのもポイントです。
南ウィングと北ウィングの中間地点にあるので、どこから搭乗する際にも、アクセスしやすい立地となっています。サービス自体はとてもシンプルなラウンジですが、静かで気軽に利用しやすい雰囲気が魅力でしょう。

中部国際空港「プレミアムラウンジ セントレア」
- 営業時間:7:00~20:45
- 同伴者料金の例:楽天カード同伴者で18歳以上は1,540円、他提携カード同伴者で18歳以上は1,230円、13歳から17歳は620円、12歳以下は無料(アメリカン・エキスプレス・カード)
- 対象カード:セントレアゴールドカード、DCゴールドカード、MUFGカードゴールド、ニコスゴールドカード、MUFGカードゴールド、JCBゴールドカード、UCカードゴールド、三井住友VISAゴールドカード、アメリカン・エキスプレス・カード、ダイナースクラブカード、楽天カードゴールドなど
出発前の待ち時間はもちろん、飛行機が到着したあとにも利用できる空港ラウンジです。
移動前の時間調整やリラックスにも適していす。
また、空港ラウンジの中には珍しい、「フリーのアルコール提供サービス」があるのもポイントですね。ビールサーバーが設置されており、自分好みに注げるようになっているため、お酒好きの人からも人気を博しています。

広島空港「ビジネスラウンジ もみじ」
- 営業時間:7:00~21:15
- 同伴者料金の例:1名まで無料、2名以降は1人1,080円、12歳未満は無料(アメリカン・エキスプレス・カード)
- 対象カード:TOYOTA TS CUBIC CARDゴールド、アメリカン・エキスプレス・カード、ダイナースクラブカード、UCカードゴールド、MUFGカードゴールド、ニコスゴールドカード、楽天カードゴールド、ライフカードビジネスゴールド、DCゴールドカード、エポスゴールドカードなど
オープンスペースだけではなく、半個室エリアがたくさん取られているため、「プライベートな空間をキープしたい人」に喜ばれている空港ラウンジです。
デスクトップパソコンが設置されているビジネスエリアもあるため、ノートパソコンを持ち歩いていないときにも安心です。
複合機も用意されており、なんと無料で利用できます。
更に、マッサージチェアが用意されており、こちらもすべて無料で利用できます。多くの空港ラウンジであれば有料のオプションサービスが、フリーで提供されているのが魅力となっているラウンジですね。

那覇空港「ラウンジ 華~hana~」
- 営業時間:8:00~20:00
- 同伴者料金の例:1名1,080円、3歳から12歳は半額、3歳未満は無料(三井住友VISAゴールドカード)
- 対象カード:OCS VISAゴールドカード、SURIGA Visaクレジットカードゴールド、三井住友VISAゴールドカード、dカードゴールド、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード、エポスゴールドカード、MUFGカードゴールド、DCゴールドカード、新生アプラスゴールドカード、楽天カードゴールド、Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD、JCBゴールドカード、ジャックスカードゴールド、ライフカードゴールドなど
ドリンク類のラインナップが、沖縄ならではのカラーを反映している空港ラウンジです。
無料のソフトドリンクは、シークワーサージュースやグァバジュース、さんぴん茶など。アルコール類はすべて有料となっていますが、オリオンビールや泡盛など、フライト直前まで「地元の味を楽しむ」ことができます。
シャワールームは別途800円を支払う必要がありますが、アメニティ類が充実しており、歯ブラシやカミソリ、リンスインシャンプーやタオルセットなども使えます。ドライヤーの貸し出しもあり、広々としたスペースで、ゆっくり汗を流すことができるでしょう。
また、コイン式のインターネットパソコンが設置されているのもポイントです。必要な分だけパソコンを使いたい人にも、重宝するスペースとなっています。

ハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港「IASS HAWAII LOUNGE」
- 営業時間:7:30~13:30、14:00~18:00
- 同伴者料金の例:1名まで無料、2名以降は7:30~13:30なら10.00USドル、14:00~18:00なら15.00USドル、4歳から12歳は6.00USドル(アメリカン・エキスプレス・カード)
- 対象カード:アメリカン・エキスプレス・カード、UCカードゴールド、SuMi TRUST CLUB ゴールドカード、DCゴールドカード、エポスゴールドカード、MUFGカードゴールド、三井住友VISAゴールドカード、楽天ゴールドカード、ニコスゴールドカード、JCBゴールドカード、ダイナースクラブインターナショナル、など
旧ホノルル空港です。保安区域内にある空港ラウンジですね。
コンパクトなラウンジですが、天井が高く、南国らしいリラックスしたムードが漂っています。ガラス張りの入口から、緑豊かな外の景色がよく見えます。
席数はおよそ60席ですが、ほとんどがソファ席となっており、個別のデスクなどはありません。
それでも、「無料のWi-Fiは設置」されていますし、「ノートパソコンの貸し出しサービス」もあります。電源もソファ席から確保しやすい位置に多数用意されています。
フリードリンクはソフトドリンクのみですが、ハワイならではの珍しいものもそろっており、出発前の最後の観光気分を味わいたい人からも定評があります。

韓国 仁川国際空港「MATINA」
- 営業時間:7:00~21:00
- 同伴者料金の例:1名まで無料、2名以降はドリンク代、2歳未満は無料(アメリカン・エキスプレス・カード)
- 対象カード:アメリカン・エキスプレス・カード、ダイナースクラブカード、DCゴールドカード、UCカードゴールド、Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD、楽天カードゴールド、MUFGカードゴールド、三井住友VISAゴールドカード、エポスゴールドカードなど
トランジットホテルのフロントの一部が、空港ラウンジとして解放されています。そのため、受付もホテルのフロントと同じです。完了までにやや時間がかかるという弱点があります。
ただしその分、ホテル付属ならではのメリットもたくさんありますよ。代表的な例としては食事です。
ホテルのレストランがメニューを担当しているため、空港ラウンジ特有のシンプルな軽食ではなく、フライやサラダなどの「本格的なフードがバラエティ豊か」に並んでいます。パンやデザート類もたくさんあります。
本場韓国ならではのこだわりキムチやトッポギ、冷麺などもそろっていますから、出発前の空腹を満たすのにはぴったりのラウンジでしょう。
無線LANやWi-Fiは充実しているため、通信環境の確保にも問題はありません。FAXや国際電話、シャワー室などの一部サービスのみ有料設定となっています。


ゴールドカードの空港ラウンジは、国内だとある程度の数があるものの、海外空港にはあまり数が無いという弱点があります。それをカバーしたい人におすすめなのが、プライオリティ・パスの存在です。
ゴールドカードの中には、プライオリティ・パスを取得できるものがあります。
「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」や「JCBゴールド ザ・プレミア」などが有名です。
プライオリティ・パスを持っていると、「世界中の空港ラウンジを自由に利用」できるのです。
もちろん、本来であればこのプライオリティ・パスの取得にはそこそこの金額を支払わなくてはいけません。
スタンダード会員で、年間99ドル。このステージだと、空港ラウンジを利用するのに、別途27ドルが都度発生します。
ひとつ上のステージである、スタンダードプラス会員になると、年間249ドルを支払うことになります。この場合、1年に10回までなら無料で空港ラウンジが使えます。以降は都度27ドルの支払いです。
そして、最上級ステージが、プレステージ会員です。年間399ドル、日本円でおよそ40,000円程度支払う必要があるものの、空港ラウンジはいつでも何回でも無料で利用できるようになります。
しかし、そうではない人は、ゴールドカードのオプションであるプライオリティ・パスを取得するのがおすすめです。
普段の条件では利用できない空港ラウンジも、「規定の回数まで無料で利用」することができますよ。また、プライオリティ・パスは一部の航空会社ラウンジへの入室にも使えます。
当日の航空券と一緒に持っていくと、空港ラウンジとは違うサービスを受けることもできますよ。具体的な例を紹介してみましょう。
KALラウンジ
大韓航空(Korean Air Line)が運営しているラウンジです。
フリーのアルコール類が充実しており、上質なブランデーやワイン、日本酒などを楽しめます。
パンやおにぎり、カップヌードルやお菓子など、手軽に食べられるフード類も豊富で、出発前に小腹を満たしたいときにも重宝します。国内だと、福岡空港や中部国際空港にあります。
関西国際空港や成田空港には、「KALビジネスクラブラウンジ」があり、こちらを利用できるようになっています。
スターアライアンスラウンジ
日本国内では、中部国際空港セントレアにだけある、航空会社ラウンジです。
スターアライアンス航空会社が運営しており、スタイリッシュで洗練された雰囲気が特徴です。
中部国際空港セントレアの場合は、立地条件上オーシャンビューとなっているため、抜群の景観も楽しめるでしょう。
パンやおにぎりなどの定番軽食はもちろんのこと、卵焼きや肉料理など、ホットミールのラインナップも充実しています。
フリーのアルコール類も一通りそろっているため、待ち時間が長い人でも安心です。マッサージチェアがあり、リラックスした環境を求めている人にうってつけですね。


空港ラウンジは、入室や一部のサービスは有料に設定されていることがあります。
ここまでで紹介してきたように、同伴者料金や、シャワー室の利用、追加のドリンクやフードのオーダーや、コピー機やFAXの利用などが代表的ですね。
一部のコイン式アイテム(インターネットパソコンやマッサージ機など)は例外として、その他のサービスの利用料金は、ゴールドカードで支払うようにすると良いでしょう。
ゴールドカードは、一般的なクレジットカードと比較しても、そもそものポイントの還元率が高めに設定されていることが多いですよね。
それに加えて、空港ラウンジでの支払いは、更にポイント還元率がアップしていることも少なくありません。
まとめ
いかがでしたか?ゴールドカードを所有していれば利用できる空港ラウンジです。
より効率よく活用するためには、使いこなすコツを理解しておくべきでしょう。
- 自分が所持しているゴールドカードが対応している空港ラウンジを把握しておく
- それぞれの空港ラウンジのサービス内容を把握しておく
- 同伴者料金は前もって確認しておく
- 航空会社ラウンジと間違えないように気を付ける
- プライオリティ・パスを使ってみる
- オプションサービスの支払いはゴールドカードで行う
上記のようなポイントを実践してみてください。空港での待ち時間が、今よりもっと魅力的なものに変化するはずですよ。